今年初めての吹き初めは盛岡での2回の古希の会での祝賀演奏で幕をあけました。
今回も、たいへんお世話になっている盛岡を代表する「料亭・田中」の田中紀雄社長のご紹介による演奏依頼です。
70歳の大先輩、また岩手を代表する方々ということで、たいへん緊張しましたが、どちらもたいへん喜んでいただきうれしく思っています。
印象に残っているのは、東京から出席のご婦人が「今新幹線に乗る前にあなたの演奏で・・北の宿から・・を1コーラスでいいから歌わわせて下さいと哀願され、お歌い終わった後、「一生の思い出です」とお礼をいわれ、会の途中で駅に向かわれたあのうしろ姿・・・・・
なにか、ご婦人の目からあふれ出る涙から、遠くふるさとを離れ、この「北の宿から」にたいする思い入れを感じるとともに、「音楽をやっていてよかったなあ」と感じました。
飯塚 雅幸