飯塚雅幸(サキソフォン)の大先輩、日本を代表するトランペッター「野村毅」氏がご逝去されました。ご冥福をお祈り致します。
私の大先輩の日本を代表するトランペッター「野村毅」さんは師匠「土田真弘」氏の良き理解者で、師匠亡き後も長年にわたりご指導頂いて参りました。
彼は桐朋学園音楽大学で学び、卒業後「稲垣次郎ソウルメディア」など、ジャズ界の最前線で、又海外の「レ・ミゼラブル」などミュージカルの日本公演のオーケストラピットの演奏者として、さらには、「コロンビア・シンフォニー・オーケストラ」のメンバーとして、常に日本の第一級の奏者として活躍して来ました。
野村さんとは、師匠亡き後もいろいろとご指導を頂いて来ており、私にとっては第二の師匠と仰ぐ存在でした。
実際の活動としては、野村さんが大活躍の頃「島倉千代子」の専属バンドの仕事でお世話になったり、「ペドロ&カプリシャス」のゲストとして野村さんと私がゲストで出演等、すばらしい想いでをたくさん頂いて参りました。
又、プライベートでは、2回程私の自宅にお泊り頂き、大酒を飲んだ後「車庫」での野村さんと私の二人のライブ(写真)に、家族のみんなが聴き惚れた・・・・そんな想いでもあります。
先月、入院されていた「北里研究所病院」(写真)で息を引き取られましたが、亡くなる直前にお会い出来、本当にありがたいと思っています。
そして野村さんがお住まいの隣には「恵比寿ガーデン」(写真)の素晴らしい空間の中、お葬式には出席出来ませんでしたが、安らかに眠る遺影に手を合わせた時、ここに来て本当に良かったと思いました。
いつも秋田の私に「どうしている・・・・元気・・・・」と電話を頂いた野村さん・・・・本当に「やさしい人」でした。先月40年前の日本のジャズ「復刻版」の彼の録音CD(写真)が2枚出たばかりなのに、本当に残念でなりません。
「野村毅」さん、安らかにご永眠されますよう、心からお祈り致します。
飯塚 雅幸・藤間 知枝