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中本マリさんはスィングジャーナル誌・ジャズボーカル部門の人気投票NO1として長きに渡り君臨し、活躍し続けているジャズ界のスターです。

彼女を聴くと、歌のうまさはもちろんですが、楽器のジャズプレーヤーのような、音楽の基本(インプロビゼーション)を熟知した数少ない歌手という事がわかります。

やはりレコードの資料を見ると、彼女は演歌歌手でデビューしたのですが、ジャズを歌うに当たって、トランペットの神様、クリフォードブラウンのレコードを何年も何年も聴き続けて、ジャズに入っていったそうです。

そして、前回マーサ三宅さんの事を書きましたが、彼女同様しっかりした音楽の基本が土台にあり、その上にたったすばらしい「感性・歌心」があって、聴く人を魅了させるのだと思います。

下の写真は自分が30代だったと思いますが、大曲ジャズ倶楽部の「中本マリ・ジャズコンサート」でお招きをした時、打ち上げパーティでの彼女との記念写真ですが、ちょっとキザな姿でマリちゃんの肩にずうずうしく手をかけています。

昔のアナログLPレコードを一杯やりながら聴き・・・・「レコードはやっぱり、えーなや」と今日も感激してしまいました。

                     飯塚 雅幸