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私の師匠、故土田真弘先生は平成元年の一月、自己のリーダーアルバム「アイム・イン・アナザー・ワールド」を残して亡くなられました。

土田師匠を今でも慕っているお弟子さんたち、そしてファンの方たちが、今でも全国にいっぱいいらっしゃいます。

その証しとして、私のホームページ・ブログにたくさんの方から土田師匠の生前の活躍ぶりの情報などのお問い合わせがきます。

私も土田師匠の弟子の一人として、本当にうれしく思うとともに、土田師匠も喜んでいらっしゃると思います。

明日はお盆ですので、土田師匠が昭和50年代、秋田が好きで、私のような者を頼って、大曲に5回ほど来て頂いた昭和50年代の頃の土田師匠が活躍された写真を載せてみたいと思います。

この頃は、ジャズマンの仕事場が少なくなっている時代で、ミュージシャンにとってたいへんな時代を迎えていました。

こんな中、土田師匠は秋田に来ると、私の借家の子供部屋が好きで・・・その子供部屋に泊まって頂き、子供から「また来てもいいよ・・・」と言われ、ご機嫌だった土田師匠を今でも懐かしく思います。

その子供たちも、今では30才を超える子供の親になっています。「光陰、矢のごとし・・・」でしょうか、

今も家内といつも言っています。「土田先生と田中さん、今生きていだら、なんぼうれしいべな・・・」と、そう・・・秋田には、私と、もう一人先生の大ファンで、楽器店勤務の田中さんと言う人がいました。この田中さんも亡くなってしまいました。

その他にも、近年亡くなった音楽仲間が数名おります。土田師匠、そして皆様のご冥福をお祈り申し上げます。

それでは土田師匠の昭和50年代の活躍のミニ写真集をご覧下さい。

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土田真弘(アルトサックス)世良譲(ピアノ)ジミー竹内(ドラムス)戸部夕子(ボーカル)他

 
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土田真弘(アルトサックス)がジョージ川口(ドラムス)とのセッションシーンです。

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土田真弘(アルトサックス)が松崎龍生(ビブラフォン)とのセッションです。

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土田真弘(アルトサックス)福原彰(トランペット)吉葉恒雄(ベース)大野肇(ピアノ)大野喬(ドラムス)・・・赤坂「スターダスト」

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レディバード音楽院の学院長時代、学校のコンサートでの演奏風景です。師匠の吹いているのは、ソプラニーノサックスです。また師匠の名刺には、アルト&テナー、フルートと書いており、めったに聴かなかったのですが、私の自宅で土田師匠のグロウ奏法のフルートを一回だけ聴いた事があります。

私の家内は土田先生が好きで、お越しになると私たちが貧乏ながら、最高の料理と、おもてなしをしてくれました。いつも土田師匠から、自分は褒められた事はなかったのですが、家内の事は良く言ってくれました。ありがとうございます。

いずれにしても土田師匠は、日本を代表するジャズプレーとして私たちの永遠の「土田のマーボー」です。

                              飯塚 雅幸