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ジャズサキソフォンの教則本には、解りにくいものと、すごく理解しやすいものがあります。

譜面・教則本類を整理している中で、あれっ「この教則本、何十年も前に買ったものだけど新品だ‼」つまり・・・難解で解りにくくてほとんど読んでいない、そんな本が数冊出て来ました。

良く読んでみると、難解な本も、解りやすい本も、同じ事を教えています。・・・・でもその違いはなんだろうと考えて見ました。

今、少しですが後輩に教える立場になって思うと、とっかかりの部分で、その人に合った簡単な基礎的な事を繰り返し繰り返し反復させ、体が手がそれを覚えて「やったー」という小さい満足感を感じさせること。この連続が大切な気がします。

この、満足感を感じさせる内容になっているか、難しく偉そうに書いていないか・・・この違いのように思えてなりません。

ジャズの理論を会得するにはなかなかたいへんですが、初心者にいきなりバークリ-のコードスタディなどやれと言われても、やれるわけがありません。

わたしだったら、経験から12通りの音階(長調・短調)を1年間かけて徹底して12通りの音階をやれるようになってから、理論に入ると非常にスムースに入っていけると思います。

しかし、シャープが7ケついたCシャープ(Dフラット)のキーでいきなり、例えば「ぽっぽっぽ・・・鳩ぽっぽ」を一つも間違えないで吹けるようになるには、頭で考えたよりすごくたいへんな事です。

また、一人よがりな事を書いてしまいました。

                                          飯塚 雅幸