飯塚雅幸のウッドデッキでくつろぐ楽器達と「大曲の花火」の若かりし頃の想い出。
高校のブラスバンド時代、 ある先生から花火の前に突然、「こういう風に吹いて録音してくれ」というお願いがありました。それまで音楽の先生でありながら一度も指導頂いたこともなかったし、見向きもしてくれなかった先生からの依頼に戸惑いましたが、ブラバンの仲間達で相談して録音に応じました。
その録音が私達には一つも知らされず、その後の「大曲の花火」で使われたという事を聞き、高校生ながら複雑な思いをしたことを今でも鮮明に覚えています。
でも今、50年前の「大曲の花火」と当時の私達の幼い演奏が競演したと言うことの事実、上記の「いやな思い出」を超越し「良い思い出」として解釈出来るのは、66歳を迎えた年齢のなせる技なのでしょうか。 飯塚 雅幸