飯塚雅幸(サキソフォン)が秋田市千秋公園「あやめだんごLIVE」で東京からお越しの「丸山一昭」氏とお会いし貴重なお話をお聞きしました。
丸山一昭氏は日本ペンクラブ会員で元「テレビ朝日」などを経て「離別」などの著書で有名な方です。
その丸山さんが私のLIVEにお越しを頂き、貴重な彼の著書「離別」の主人公で「伝説のサキソフォンプレーヤー」・「ソウルオリンピックの音楽監督」・「韓国の歌の女王・キムパティの伴侶」などで高名な「吉屋潤」氏のお話をお聞き致しました。
私が、大学時代に師匠「土田真弘」先生に師事する前の高校時代、あるレコードLPから流れ出でる「絹のようなテナー」の音色に憧れていたサックスが「吉屋潤」氏だった事を知ったのは、かなり後の事でした。
そのLPのジャケットには、「吉屋潤」の名前はなく、LP版のまん中に「KIL OG YUN」とあり、これがたぶん彼の韓国名で、レコードでは彼の名前を表に出さず、ジャケットは黒人が演奏している写真が印刷されていました。
東京に行き、「吉屋潤」さんの名前を聴き、昔「吉屋潤&クルーキャッツ」と言う日本で超A級のスタープレーヤーだった事、また韓国の人だった事も知りました。
その「吉屋潤」さんが、日本から姿を消したように話題から消え去ったり、そうかと言えば「韓国の歌姫・キムパティ」と結婚した事を聴いたり、「ソウルオリンピックの音楽監督」をするような韓国を代表する音楽家になったとか、・・・・でも、さみしい生活を日本でおくっているとか・・・・不思議な方でした。
そんな事を、何十年に渡り韓国・日本を駆け巡り「吉屋潤」氏の生涯を深く追い続け「離別」を書かれた「丸山一昭」氏の熱き言葉には、ほんとうに圧倒されました。
今回のLIVEで「丸山一昭」氏から私の演奏を聴いて頂いた事、そしてすばらしい「吉屋潤」さんの音楽人生の貴重なお話をお聴き出来ました事、本当に光栄に思います。
ありがとうございました。 飯塚 雅幸